もれなく比良山系も縦走コースとして見ていたのですが、地形図を眺めているとキャンプ場や滝が目につきます。感染症の影響で私的に山行も久しぶりと言う事もあり、今回は早起きせずに行くことができる楊梅の滝を見に行く事にしました。
北小松駅を出たところ、バイパスの橋桁が作られていました。すみません、事情はよく知りません。
駅から北上すると、右手にキャンプ場、天体観測などの施設、比良げんき村があります。ここにも感染症の影響があり、現在宿泊棟は使用できないようです、テント場、駐車場などその他の施設は使用できるそうです。平日の比良山系は交通の便が限られるので、このような施設は知っていると便利ですね。
さらに登山口まで進み、谷の右側のルートは崩落で通行止めのため、橋を渡り滝見台の方にルートをとります。先ず見られるのがこの雌滝です。
雌滝への分岐に戻り滝見台のあたりまで進むと雄滝が見えてきました。662mのピーク左肩から潔く落ちている姿、一見の価値はあります。
雄滝も淵まで入れます。40m以上の落差があるので真下からでは落差感を表現しづらいです。また、落ち方が綺麗なので豪快と言うよりは上品さを感じます。渡渉して右側のルートに入る事もできましたが、リスクはあり、滝の見え方にも全く影響ないのでやめた方がいいです。
なるほど、この辺りは滝ができやすい地質の例でしょうか。山の特徴は硬い岩盤、大木が見受けられない植生。この中間地点からヤケオ山方面にかけては少しずつ土が盛ってくる登山道になる様子。
涼峠まで進み、下山。途中ヤケオ山には微かに積雪が見られた。
662mのピーク遠景では特に右肩、硬い岩盤の地層が露出。左肩に雄滝。
今年2021年は久しぶりに冬らしい冬で、奥琵琶湖の山々はアルプスの風情を見せて圧倒されます。
比良山系のイメージは、スキー場と高島トレイルなどでしたが、改めて地形図を眺めて見ると、ルートも多く、表情豊かでじっくり楽しめるように感じました。