Croissantlune’s blog

山とか、酒の話。趣味は料理です。

京都北山 桟敷ヶ岳 途中まで

2024年2月9日

もくもく号に乗ろうと、タスクコーヒーにも寄りたかったので早めに朝北大路まで行った。

https://www.instagram.com/coffee_tasuku_coffee/

この辺りは、パン屋、コーヒーショップの激戦区らしい、もくもく号には何度か乗っているがタスクコーヒーは二度目、北大路駅から加茂川に出る手前にある、腕は確か。

カップは、持参しても良いようだし、わたしはペーパー、借りて返すもあるらしい。

返却場所。

その時のシチュエーションで様々お薦めしてくれるのでありがたい、初めて飲んだのがエスプレッソのロックでコーヒーって奥が深いなと。

久しぶりにもくもく号に乗って雲ヶ畑までゆく。もくもく号は実際にはバスではなく、9人乗りのタクシー車両で途中下車もできる、終点まで乗ると700円、お金は木箱に入れる仕組みになっていて両替はしてくれるが、できるだけ小銭を用意せておいた方がベター。

 

雲ヶ畑に着いたら早速混群が出迎えてくれた。

濃いメンバー。

エナガはいなかったが、あとコゲラはいた。

カワガラスらしき姿も見えたが、早速飛び去ってしまった。それで、川沿いを上ることになるので、川をのぞきながらだとペースが上がらない。

また、川に寄りすぎると足元が悪いのでシューズはぬかるんでも大丈夫なものを選んだ方が良い。

こんな感じ、落ち葉と枝が積もって足場は不安定だ。

杣の方に聞いたのだが、この頃はヤマドリが恋の季節でそこらじゅうにいるということだった、わたしは全く見なかったが。その代わりカヤクグリが、ところどころいた。

真ん中に少し顔を出しています、ミソサザイではないと思うのですが…なんせ鳴かないのと、動きが早いのでこれがやっとで捉えられません。

祖父谷川沿いに上がって最初の奥山坂への分岐には入れなかったので帰りのバスの時間に間に合わないこともあるか?と不安になり、雲ヶ畑まで引き返し志明院側の雲ヶ畑岩屋川沿いを少し上がってからバス停まで戻った。

桟敷ヶ岳は、惟喬親王が山上に高楼(桟敷)を構えて都を眺望したという伝説が山名の由来であるとされ、山麓の雲ケ畑岩屋橋には惟喬神社がある。また、鴨川の源流に当たる(wiki)。

志明院は、日本有数の魔所、都から追われた魑魅魍魎の最後の砦と云われている。

作家の司馬遼太郎が新聞記者だった頃、志明院に宿泊した時の奇っ怪な体験をエッセイにしている。司馬は後年アニメの宮崎駿監督との対談時にその話しをし、アニメ映画「もののけ姫」の着想になったといわれている(wiki)。

京北とか北山になるとなかなかいわれや、伝説が多い。桟敷ヶ岳の北側の峠は日本海側とを結ぶ要衝であったそうだし、いくつかあるサバ街道の一つということだろう。

最後に愛宕山比叡山などは別にして、点在する京都の山々は夏はうっそうとして入りづらいので冬の間にルートを掴んでおくのが良いと感じる、時に氷瀑が見れるし、様々な動物に出会える機会も多い。

そのうちテントでゆっくり散策してみたい、花は夏なのかもしれないが。

湖北野鳥センターに行ってきました

2024年1月13日土曜日、湖北野鳥センターにオオワシヒシクイコハクチョウなどなど見に行ってきた。

朝8時半にツアーのバスで出発、小雨がパラつくのでとりあえず野鳥センターに向かう。

途中田んぼで採餌するコハクチョウを眺めつつ野鳥センターに、到着。その時は雨も止んで、早速山本山まで歩いてオオワシに会いに行くことに。

山本山は低い山なのですが、オオワシはその中腹ほどにとまっているので望遠でもこれ(写真)くらいの大きさがやっとです。

山本山オオワシ今回は昨年11月18日に、27回目、26年連続の飛来と言うことです。オオワシは冬鳥ですが、本州で観られることはほとんどなく、滋賀県で見られると言うのは奇跡でしょう、繁殖地は主にカムチャッカなどとなっています。

昨年初めて観た時は、じっとして動かず、今回も午前中はたまに鳴き声を聞かせるもののじっとして動かず。お昼にセンターに戻り、隣の道の駅などで昼食をとり、そうこうしているとなんと飛翔する姿を見ることができた。

今年は琵琶湖の湖面が低く、水辺の鳥たちも結構沖合にいて、双眼鏡では識別するだけでやっとだったところ、今年のオオワシは「クワ クワ」という鳴き声を聞かせてくれましたし、琵琶湖沖を旋回する姿も見ることができて嬉しかったですね。

ここに来ると電線にトビがとまっていたり、ヒシクイ、ハクチョウなども大型の鳥で、日頃カワセミメジロのような小鳥ばかり目にしている者にとっては別世界ですね。

そうこうしているうちにオオワシ山本山に戻ってまたじっとしてしまったので、天気が崩れる前に西池の方にカモを見に行くことにします。

こちらの方もマガモが多いには違いないが、ヒドリガモオナガガモヨシガモトモエガモミコアイサなどが多い。都市公園では、コガモカルガモに、カイツブリなどを見慣れているので、やはり大きく環境が違っているのでしょうね。

ヨシガモ

オナガガモ

ヒドリガモ

ミコアイサ

トモエガモ(中央)

ヨシガモの群れ

今回湖北野鳥センターを訪れた。

センターのオリジナルグッズも販売しています。

特に湖北野鳥センターオリジナルブック

山本山オオワシ」。

これを読むと、ひ鳥ひ鳥の人生と、観察者の愛に驚きと感動。

センターの職員さんは、一人一人野鳥愛に溢れていてそちらの観察も楽しくておすすめです。

交通の便利に少々難がありますが、一度は立ち寄るべきところに違いない。

白馬岳方面 関西から まとめ

京都府〜白馬

sawayaka.alpico.co.jp

白馬八方バスターミナル〜猿倉

https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/sarukura/

白馬八方尾根 リフト ゴンドラ

https://www.happo-one.jp/trekking/alpenline/

白馬村営山小屋

https://yamagoya.hakubakousha.com

白馬岳だより 白馬館

https://www.hakuba-sanso.co.jp

尾瀬周遊 関西から まとめ

交通情報 

京都府群馬県

シルクライナー 時刻表・運賃表

沼田駅尾瀬戸倉

https://kan-etsu.net/files/libs/3946/202103221318112867.pdf

https://kan-etsu.net/files/libs/4035/202104211835361458.pdf

尾瀬戸倉〜鳩待峠

https://kan-etsu.net/files/libs/3964/202103311401533264.pdf

戸倉~鳩待峠乗合バス|関越交通株式会社【公式】群馬県の貸切・高速・乗合バス、タクシー

尾瀬大清水〜一ノ瀬

https://www.oze-fnd.or.jp/wp4/wp-content/uploads/2019/05/845d2dbe768e144b945a00b07ca53e98.pdf

2021 尾瀬周遊計画

6/30 鳩待峠〜山の鼻〜竜宮十字路〜見晴キャンプ場〜三条の滝〜見晴キャンプ場

7/1 見晴キャンプ場〜燧ヶ岳〜尾瀬沼ビジターセンター〜一ノ瀬

 

楊梅の滝 滋賀県北小松

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楊梅の滝 雄滝

もれなく比良山系も縦走コースとして見ていたのですが、地形図を眺めているとキャンプ場や滝が目につきます。感染症の影響で私的に山行も久しぶりと言う事もあり、今回は早起きせずに行くことができる楊梅の滝を見に行く事にしました。

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JR北小松駅

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北小松駅を出たところ、バイパスの橋桁が作られていました。すみません、事情はよく知りません。

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楊梅の滝 雌滝

駅から北上すると、右手にキャンプ場、天体観測などの施設、比良げんき村があります。ここにも感染症の影響があり、現在宿泊棟は使用できないようです、テント場、駐車場などその他の施設は使用できるそうです。平日の比良山系は交通の便が限られるので、このような施設は知っていると便利ですね。

さらに登山口まで進み、谷の右側のルートは崩落で通行止めのため、橋を渡り滝見台の方にルートをとります。先ず見られるのがこの雌滝です。

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雌滝への分岐に戻り滝見台のあたりまで進むと雄滝が見えてきました。662mのピーク左肩から潔く落ちている姿、一見の価値はあります。

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雄滝淵

雄滝も淵まで入れます。40m以上の落差があるので真下からでは落差感を表現しづらいです。また、落ち方が綺麗なので豪快と言うよりは上品さを感じます。渡渉して右側のルートに入る事もできましたが、リスクはあり、滝の見え方にも全く影響ないのでやめた方がいいです。

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滝見台付近

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滝見台ー涼峠中間地点

なるほど、この辺りは滝ができやすい地質の例でしょうか。山の特徴は硬い岩盤、大木が見受けられない植生。この中間地点からヤケオ山方面にかけては少しずつ土が盛ってくる登山道になる様子。

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ヤケオ山

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662mのピーク遠景

涼峠まで進み、下山。途中ヤケオ山には微かに積雪が見られた。

662mのピーク遠景では特に右肩、硬い岩盤の地層が露出。左肩に雄滝。

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北小松駅から見た伊吹山

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北小松駅から見た鈴鹿山地

今年2021年は久しぶりに冬らしい冬で、奥琵琶湖の山々はアルプスの風情を見せて圧倒されます。

比良山系のイメージは、スキー場と高島トレイルなどでしたが、改めて地形図を眺めて見ると、ルートも多く、表情豊かでじっくり楽しめるように感じました。

富士山(静岡県)〜令和元年を迎えて〜

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(山頂の空)

早速ですが、最寄りの蔦屋さん(https://store.tsite.jp/hirakata/)が色々企画するところで、その中に山に関するものでは「山旅倶楽部」があり。

今年に入ってから時々参加して楽しんでいまして。

認定ガイドを招いた高山植物や、ハイキングの基本講座などがあり、気軽に楽しめるので、どなたにもおススメですよ。

で?今回は富士登山ということになりました。なんでも、「山旅倶楽部」で三年前に登られたそうなのですが、その時は悪天候により途中下山されたそうです。

わたしにはね、初めての富士登山、楽しみでしかないです。いざ

 

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8/2 7時にバスで地元を出発、16時過ぎに富士宮口五合目に到着しました。土産物屋が一軒あるのみで、テレビで見た吉田ルートのように賑やかではない、人は聞いていた通りで多いです。

 

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登山口でクルマユリが出迎えてくれた。しかし富士山で見かける花はその周りに咲いているオンタデです。

今日はココから90m程上がって、六合目泊。

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宿に着いて時間もあるので宝永火口を見に行く事になりました。

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1707年 10/4に宝永地震があり、そのあと12/16に宝永大噴火が起き、最も被害を被った小田原藩の復興には90年を要したと言われています。

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火口付近には砕けた玄武岩質の岩が転がる。

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日が沈む頃になると、北側に溜まっていた雲が、宝永山に伸びる稜線を超えて南側に流れていく。

この日の夜は、途切れ途切れに上がってゆく団体のヘッドライトに時折照らされるものの、月もなく満天の星空を眺めることができた(スマホのカメラでは撮影できないのが残念)。

 

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翌日、2日目は5時発。高気圧に押し下げられた雲海に山影が綺麗に映る。

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今日の行程はハードだが、これは富士山ではよく見かけるイワツメクサ。しばしば癒されながら進むことに。

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こちらは標高が上がると多くなるカラマツ。日本固有種で、日本の針葉樹の中で、カラマツはただ一つの落葉性の高木(wiki)、秋には紅葉もする。

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14時頃お鉢に到達。手前の石垣は山頂郵便局、その後ろに物資運搬を担うブルドーザー、その後ろに見えるのが剣ヶ峰と富士山特別地域気象観測所。また、郵便局の右手には富士山頂浅間大社奥宮がある。

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奥宮の御朱印です。今年は天皇の即位をあらわす御朱印が別に頂けました。また、郵便局で記念切手を購入しました。

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お鉢は時計回りに一周する。

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「日本最高峰富士山剣ヶ峰」と書かれた石碑。

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大内院。

吉田ルート山上には富士宮山上の倍程の人が見受けられました。そこで自宅のベランダから富士山が見えるという静岡の方としばしお話することに。その方は、「世界遺産に登録される事が、テーマパーク化するに過ぎないなら素直に喜べない」とまた、「関西の人達にはどう見えているのか?」と言う事で。

「わたしにとっては、自然と自分自身と向き合う意味においては他の山となんらそれは同じであると思っている」こと「世界遺産に登録される事は経済的理由でしかなく、やむ終えないが個人的には賛成できない」とその時は答えました。

富士山が世界遺産に登録される根拠として、「信仰の対象と芸術の源泉」はもっともである。「怒る富士」の神格化と信仰。様々な社会性を含んだ、北斎、珠子、新田次郎を代表とする作品群はやはり富士山の存在と相まっていっそう深みが増している。

ただ一つ、世界遺産という「企画」にどこかソリッドなエコノミックさ感じられて…日本人の感性に馴染みにくいのか?レガシーには、ワールドとローカルがあると言う事なのか?正直、わたしは答えを持ち合わせていなかった。

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ただ登って降りてくるだけの中に、いつも何かしら考えさせられる。

この話、このへんにしておいて、今日は九合目に泊まることとします。九合目は、下山者の流れが終わるのもつかの間、頂上で御来光を見ようとする人達でごった返し。六合目に比べると、夜中ヘッドライトで辺りが明るいため、星を見るには不利でした。

明日は御来光を見るために4時起きです。

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5/4 4:50 御来光を拝見しました。

この位置は、より東の空を見るために御殿場ルート八合目にトラバースした位置です。

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眼下には、箱根のカルデラが綺麗に見えます。九州とこの辺りは火山活動の活発さが感じられます。

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こちらも火山、愛鷹山


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下り始めると早いものです、それにしても、人が多いですね。この三日間晴れて、猛暑だったせいか、苦しそうな表情の人が多かったです。避暑とはいかなかったですね。


この後、皆で温泉につかり、無事地元に帰る事ができました。

TSUTAYAのスタッフの方々、山岳ガイドさんに感謝。皆さんありがとうございました。

今回は沢山の宿題を得たハイクでした。

早速、この次の予定まで、新田次郎さんを読んで過ごすことにします。